読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

釜ヶ崎と女子大生。

現役女子大学院生が、大阪西成区にあるディープな街「釜ヶ崎」で見聞きしたこと、感じたことを書いてゆきます。

#1 女子大学院生、大阪・釜ヶ崎へ行く。

初めまして。私は京都の大学院で学ぶ現役の大学院生です。2016年8月から、週2~3日のペースで大阪府西成区(釜ヶ崎)に通っています。そこで見聞きしたことを、気ままに書いていこうと思います。

f:id:kamakyou:20161121194051j:plain

まず、そもそも「釜ヶ崎(かまがさき)」という言葉にどれだけピンと来る人がいるだろうか?関西圏の人なら、「ああ、釜ヶ崎ね・・・(-_-;)」というリアクションが返ってくる。関西圏以外の友人に話しても、知らないと言う人が結構いる。釜ヶ崎大阪市西成区にある街で、日本最大のスラム街だという意見も多い

日本で一番有名な日雇い労働者の街、釜ヶ崎

「え、日本にスラム街なんてあるの?」という方もいるだろう。ここは、古くは「ドヤ」(「宿」を反対から読む)と呼ばれた宿場町で、以前は都市部ならどこでも存在した。(今でも探せば結構あったりする。)江戸時代以前より、木賃宿と呼ばれる格安の宿が存在し、それが集まった場所がドヤ街と呼ばれるようになった。関西において、そのドヤ街が今でもしっかりと残っているのが、釜ヶ崎なのである。

釜ヶ崎は、日雇い労働者の街ということで非常に有名になった。高度経済成長期の関西を支えた日雇い労働者が、ここで一同に生活している。低賃金労働者の街なだけあり、全ての物価は非常に安い。800メートル四方程度の地域に、200軒以上の簡易宿泊所が立ち並び、1泊1500円前後で泊まれてしまう。自動販売機で売っている缶ジュースは、なんと1本50円~80円だ。見たことも聞いたことも無いような、飲料メーカーだったりするのでびっくりだ。以前試しに80円のミルクセーキを飲んでみたが、甘すぎで全部は飲めなかった記憶がある。

話は逸れたが、この街の主人公は、なんと言ってもおっちゃんだ。(関西では、中年~高齢男性のことを親しみを込めて”おっちゃん”と呼ぶ。)例えば、上記の写真は私が最近撮影したものだが、荷物を抱えてホームレス生活をしているおっちゃんが時々いる。それどころか、日中から路上で寝てたりする(死んではいない)。ここ釜ヶ崎では、独り身の高齢者男性が非常に多い。街の至る所は見渡す限り、おっちゃん一色である。

釜ヶ崎に入って衝撃を受けたこと。

釜ヶ崎」とは、大阪市の南に位置する西成区にある一部の地域を指す。

f:id:kamakyou:20161121195231g:plain

出典:大阪市西成区HP(http://www.city.osaka.lg.jp/nishinari/page/0000000788.html

この西成区の北東部に位置する釜ヶ崎は、その狭さとは裏腹に全国的に有名で、"日雇い労働者"だけではなく、"ホームレス・貧困・犯罪"といったイメージがつきまとう、とても特殊な街なのだ。

そしてこの街に出入りするようになって、数々のことに衝撃を受けた。

釜ヶ崎とその周辺地域で今年だけで、小学校が3つも廃校になっていること。

釜ヶ崎には、毎日約2000人の外国人が来ていること。

他にも沢山のことが、入ってみて分かった。上記の二つは、関西の人でも知らない方が多いような気がする。何より、世間でのイメージと、実際入ってみて印象が違ったことも多々ある。

これから現役の大学院生の私が見聞きし、感じたことを書いてゆくので是非読んでもらえたら嬉しい。